恩師と釣りへ

みなさんはどんな趣味をお持ちですか。僕の場合は軽く気分転換する程度なら、酒は好きだし、水泳は続けているし(これは体調管理のため)、ごくたまに車には乗ります。あまり声を大きくして言えないけれど、スイーツもけっこう好きですね。でも大人の趣味といったら、丸一日を棒に振って、お金もそこそこ注ぎ込んで、仕事の最中もぼんやりと頭の片隅に次の趣味デーのことが浮かんでくる。そういうものじゃないかと思うし、実際に僕の周りにはそういう人が少なからずいます。そもそも真っ当な仕事をしている人にとって音楽鑑賞やピアノなんて趣味のようなものでしょうから、遊びが仕事と言われても仕方ないですね。そうは言っても、今年で30歳になったことだし趣味の一つでもあっておかしくないのでは、と常々考えていました。今のうちなら競馬でも園芸でもゴルフでも、一回は付き合いますから是非誘って下さいね。さっそく誘ってくれたのが、中高時代のピアノの恩師である。この日は、朝の4時半に起きて姪の浜へ出かけ、正午まで照りつける日差しの中ねばりました。大漁のアジ子に大物も一匹。もういいだろうと思いきや、先生はその後夕方までねばりねばって肌を焦がし、夕飯に100匹ほどのアジをフライにしてくれたのです。僕は昼間にいったん家へ引き上げて休んでいたというのに。先生っていろいろな意味で先を行っている存在なのだと思います。趣味道というのはかくあるべきだよ、と教えられた気分でしたね。釣りが果たして僕の趣味になるかは分からないけれど、夏の早朝に静かな市街地をドライブするのは気持ちがいいですね。また行きましょう。