バラ1をもう一度

ある男性の方が体験レッスンにショパンのバラード一番を持って来られました。音大生の間では「ばらいち」と略されたりしますね。同様に「ばらに」=バラード2番、「すけいち」=スケルツォ1番、「幻ポロ」=幻想ポロネーズなども。ラフマニノフのソナタ2番を「ラフマニ」と呼ぶ輩もいたけど、これはいくら何でも超約でしょう。略したがりー。そんな風に略される程、よく弾かれているんです。いきなり話がそれましたがバラ1のレッスン、楽しかったです。生徒さんは数年のブランクがあるそうで、まだ鍵盤に手が馴染まないとの事でしたが、それでもショパンの男性的なしっかりした音が出ていました。僕はショパンの旋律は究極にエレガントであり、それは、決してナヨナヨしたあま〜い音ではないと思うんです。だから、男性が弾くショパンの方が、と言うと男女差別だとの批判が飛びそうなので、男性的なショパンの方が好きです。さあ、もう一度弾いてみたくなりました。学生時代に奮闘したのが懐かしい。