バターの価格

浅蜊が旬なので、エリンギと一緒に酒、バターで蒸してネギを散らせば、ちょっとした一品になります。貝の酒蒸しにはいろいろな組み合わせがあります。中華では大きめの牡蠣を紹興酒で蒸したらよい前菜になるし、フランス、ベルギーなどは、鍋一杯のムール貝を白ワインでざっくりと蒸して、ひたすら食べ続けるというのも常道です。ボンゴレのパスタはイタリアのカフェでごく普通に置いてあります。楕円形の小さめの皿にもって、まさに小腹がすいたときにはもってこいです。スーパーで浅蜊が安かったので、バターでも買えば粋な昼ご飯が食べれるなと思ったのですが、そのバターの価格に仰天してしまいました。森永の普通のバターが200グラムで360円、もしくはちょっと高級バターになると200グラム650円ではないか。しかも選べるのはこの二通り。ドイツでは同量で70円〜120円程度だったので、暫くの間バターの前で立ちすくんだものの、ここまできて浅蜊を戻すのは格好がつかないので、思い切って(安い森永の方)を買いました。ボンゴレのパスタを作るにしても、必要なのは僅か15グラムくらい。日本製のバターは塩分がきつく、朝食べるパンに塗るということもありません。お菓子でも作らなければ、他に使い道が思いつきませんね。